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沈黙の小手返し [合気道 技]

今日の稽古は、精神的にも肉体的にも辛いものとなりました。
なぜかと申しますと、うまれて初めて、組んだ相手の方に、
ちょっと大げさに申しますと、憎しみを抱いてしまったからでございます。
ごらんください!この痛々しい右腕を!↓

五十絡みのガタイのよいお体を、座禅で使っていたという紺の道衣に身をつつみ、
一見玄人らしきおじさま。
彼が一時間半にもわたって、私を悩ませたお方にございます。

彼に腕を掴まれると、それだけで肉に焼けるようにな痛みが走ります。
四方投げでは手の甲を執拗に畳にジリジリと擦り付けられ、火花が飛びます。
固め技では、上手く技が掛らないため焦ってか、ブルブル震えながら二の腕の
色々な箇所を凄い力で捻り回します。

始めは、初心者だから、と我慢しておりました。
わたくし、思い切って言ったのでございます。

 わたくし 「すみません、技とは関係無い部分のお肉が痛いので、力を抜いて下さい」
 おじさま 「あぁそうですか。はい」(平常心)

二回ほど、力を抜いて下さいました。
ほっとしたのもつかの間、次の技では元に戻っていらっしゃいます。
さらには、「うぉ~~」という、獣じみた唸りが聞こえてきたのでございました。

わたくしの我慢も、ここまでにございます。
「このー!」と心の叫びが頭に響きました。
折しも、小手返しの稽古中。
おじさまは非常に体が堅い・・・・・
思いっきり、肩を固めたろか~!(憤死)と思いました。

意気地なしの私です。
そのような惨い仕打は、できなかったのでございます。
(初心者だったらしょうがないし・・・)

肉の物理的な痛みと、技の技量は関係ないはずです。
でも、あとで冷静になってみると、相手に苦痛を与えることのできるこのお方は、
武道家として優秀なのかも知れません。(武道は経験ないそうですが)

稽古なかばから、腕に赤い痣ができはじめ、家に帰った頃には広範囲に
赤黒い痣や腫れがでていたのでございます。
悲しゅうございました(涙)

今後は「君子危うきに近寄らず」ですが、かかって来た場合は、
受けてたつ覚悟でございます。

やったるで~!!(実際にはできないケド)






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コメント 2

氷白蓮

はじめまして。三四郎さんと同様、合気道をやっている者です。
いろんな意味を込めてステキな腕になってますね・・・・・・。私も四教の痕がありますよ。あとは正面打ちや横面打ちを受け損なってついたアザなど。アザができた所って、次に片手取りで握られると痛いですよね。って、痛みを共感したかったわけではないのです(焦)。やられたら、やり返す感じで頑張ってください!

武道館の演武大会に参加されるんですね、私も行きますよ。演武はしませんが、他団体や他大の演武を楽しみにしてます。
by 氷白蓮 (2005-05-20 20:51) 

三四郎

氷白蓮さん、はじめまして。
ありがとうございます!勇気がわいてきました。やられたら、やり返してしまってよいのですね?どうも、武道経験が浅いせいか、相手が痛いと悪いような気がして、技をかけるとき弱気になってしまいます・・・でも明日からまたがんばります。

いよいよ今週の土曜日は演舞大会ですね。わたしは、ギリシャ人の美女と組みます。緊張しすぎて、空回りしないように気をつけます。また、アドバイスなどいただければ光栄です!
by 三四郎 (2005-05-23 12:30) 

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