ワンカップと柿の種 [合気道 稽古日記]
四月二十六日は、合気道の開祖、植芝盛平翁の命日です。
今年は残念ながら出席できませんでしたが、去年、偲ぶ会に参加しました。
夕方、道場には、かなりたくさんの人が体育座りをしています。
外国の方がとても多いので、びっくりしました。
そして、暗くなったと思ったら、道場正面の壁に白黒のフィルムが映し出されました。
そこには、生前の開祖の雄姿がありました。
細く小さいお爺さんが、次々と若者を倒していきます。
また夜中に(星明かりだけで!)お寺の境内で稽古をしたり、(地面で転がってます!)
滝に打たれたりと、スーパーハイパーお爺さんです。
明らかに、只者ではありません。
印象深かったのは、上映会後の親睦会(飲み会)です。
道場が明るくなると、学生さんがザザーッとでてきて、(しかも、黒の詰め襟学生服)
畳に机を並べ、その上にワンカップ大関と柿の種(だけ)をガンガン載せてゆくのでした。
さすが、武道。
『ジャパニーズサケ』なんですね!!
「昔は本部道場は陸軍将校の溜り場だったんじゃよ」
等というお話も聞き、びっくりしました。
帰りに、道場の若い衆の手になるつきたてのおもちを二つづつお土産に頂きました。
すごく美味しくてびっくりしました。
後から聞いたのですが、手作りなので、美味しい部分と不味い部分があるらしいです。
何だか時代をさかのぼったような、不思議な晩でありました。
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