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NHKドラマ「氷壁」 井上靖原作 [読んだ本 観た映画]

今シーズン、はまっているドラマがあります。

「氷壁」
原作 井上靖  
主演 玉木宏・鶴田真由・山本太郎

第2回は、世界最難関のK2登山シーンが圧巻でした。
標高8000メートル。極度の低酸素。この氷壁を上れば、頂上が見える、
というところで雪崩にあい、パートナーは足を骨折。

このままでは二人とも死ぬ。
そんな極限状態で、折れた足をロープに引っ掛けて(まるで荷物のように)、
残る1本の足と両腕で、痛みに絶叫しながらも、氷壁に張りついていく・・・

ベットに入った後も、このシーンが浮かんでしまい、頭が冴えて眠れませんでした。
人はそうまでして、なぜ山に登るのでしょうか?

K2アタックに失敗し、パートナーの北沢(山本太郎)を失った奥寺(玉木宏)。
北沢の死の原因は、自殺か、本人の操作ミスか、カラビナの不具合なのか?
次回からは、法廷闘争が始まるようです。

土曜日夜10時。
まちどおしいです。

氷壁

氷壁

  • 作者: 井上 靖
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1963/11
  • メディア: 文庫


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コメント 7

なずねえ

おぉ~、三四郎ちゃんもはまっているんだね。
私もひさびさにはまってしまっているドラマです。
極限まで命をかけて山を登るのはなぜだろう?
私も三四郎ちゃんと同じことを考えたけれど、
所詮下山のあとの温泉が楽しみな私の山登りとは全然レベルが違いすぎる。
と、いう結論で寝てしまいました。
友人から原作もおもしろいと薦められてるけど、三四郎ちゃんは読んだ??
by なずねえ (2006-01-24 16:22) 

三四郎

はまっている人がいて、わたしもうれしい!
いいよね、山男って・・・素敵。
原作は、わたしもまだ読んでいません。
原作では、舞台がK2ではなくて、日本の前穂高なんだよね。
ドラマとはまた少し雰囲気が違いそうですね。

わたしも、登山といえば、スキー部の夏合宿で日光白根に日帰りで
登っただけで、楽しい思い出しかなかったです。
水をペットボトルにつめて、頂上で沸かしてラーメンを作って食べ、
沸かしたお湯でコーヒーとケーキをデザートに食べたりして・・・

K2登山では、道具を少しでも減らすために、スプーンも器も二人で一つ、
食べ物は、K2の雪を溶かして作るおかゆのみ、というのが衝撃でした。
寝るときも、テントがない場合は雪洞を彫って寝るとか・・・
だってマイナス30度以上よ??死んじゃうよ~?!体力大丈夫??

このドラマで、登山に対する認識が、変わりました!
トップクライマーって、まさに、超人なんですね・・・
by 三四郎 (2006-01-25 13:17) 

けろけろ

こんにちは、三四郎さん。けろけろです。ドラマの「氷壁」は、私も楽しんで見ています。
ハラハラドキドキさせる所があって、面白く作っているなーと思いながら見てしまいました。
私自身、大学生だった時に探検部にいて、少しですが山に登っていました。ヒマラヤのジャイアントマウンテンに憧れつつ、氷壁を登っていた頃(ドラマのような規模の大きいものではなく、アイスクライミングでしたが)を思い出してしまいました。

ドラマには描かれていなかったと思うのですが、実際壁を登っている時は、とても食事などを準備する余裕も食べる余裕も無いことが多く、一日中、最小限のエネルギー補給で登る事も少なくないんだろうなーと思います。私自身、一日でアメ一個しゃぶっただけという時もあったし。

酸素のすごく薄い高所で、マイナス数十度の気温と暴風の吹き荒れる中、登壁を行う登山家は、技術体力共に超人だと思った事が、何度もありました。しかしそういった方がトレーニングで山の壁を登っているのを見た時、まるで壁と対話するように、ものすごく繊細に登っているのがとても印象的でした。岩登りが上達するのは、丁寧でなくてはいかんなーと実感させられましたが、今稽古をしている合気道にも通じる事ではないかと、書いていて改めて思いました。

これは実際あった話らしいのですが、今から二十数年前、今回のドラマの舞台となっている、K2を登る登山隊員をさる団体が募集した所、何人か応募者がおり、その中の一人が空手経験者だったそうです。そこで隊員を選考していた隊長は、自分が日本拳法の練達者だった事もあり、実際に道場で立ち合ったとありました。(言葉は悪いのですが)何度ぶちのめしても、向かって来る根性を買って隊員に加えた、と書いてあるのを読んだ時には目が点になり、そこまで厳しいのかと思いました。(しかし根性のあった隊員の方も、冬のエベレストで亡くなってしまいました)

今回のドラマを監修している山野井さんという方は、今の日本を代表するような登山家の方で、ご自身がヒマラヤで、生きるか死ぬかの極限状況のなか、手足の指を凍傷で無くしながら奇跡の生還を遂げた方なので、そういう意味でも興味深くドラマを見させて頂いてます。

長文で申し訳ありません。携帯で書いたため、読みにくくなっている所はお許し下さい。
by けろけろ (2006-01-25 20:27) 

三四郎

けろけろさん
実際に、登山を本格的にされた方の体験談は、やっぱりすごいです。リアルです。食事をする余裕もないくらい、「必死」になるんですね。わたしは今まで、そんな状況を一度も経験していないように思います。そんな経験をしている人と、していない人では、「生きる」ことに対してや、ものの考え方も一段違ってくるのかなぁ・・・と、けろけろさんのコメントを読んで感じました。

経験する、ということは、ものすごく大切なことですね。そんな経験をしたけろけろさんを尊敬してしまいます。同時に、ちょっぴりうらやましいです。
ドラマの監修の方が、トップクライマーというのも知りませんでした。そんなすごい体験をした人だから、こんなに迫力のあるシーンを取れるのでしょうね・・・

けろけろさんの貴重なお話、教えてもらえてすごくよかったです。
おかげでますます、このドラマ、目が離せなくなりそうです!!
(関係ないけど、けろけろさん、山男なんですね。かっこいぃ・・)
by 三四郎 (2006-01-26 12:34) 

けろけろ

三四郎さん、コメントありがとうございます!でも私など、ほんの入り口程度の経験しかしていないため、お恥ずかしい限りです。すごい人はゴロゴロいますから…。
どうもありがとうございましたm(_ _)m
by けろけろ (2006-01-26 22:05) 

こんばんわ!TBありがとうございました♪
氷壁、原作もいいですよ。是非読んでみてくださいね。
by (2006-01-27 01:01) 

三四郎

氷壁、ただいま原作を読んでいるところです!
原作は、ドラマとは時代設定や登る山も違っていて、昭和の雰囲気が漂っていますね。しょっぱなから、ぐいぐいと引き込まれ、夢中で読んでいます。

ドラマは今週土曜日が最終回ですし、原作もあと半分くらいで読み終わりそうだし、どちらを先にするか悩むところです・・・どちらも面白すぎます!
by 三四郎 (2006-02-20 11:52) 

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