マルベッツィ館の殺人 ケイト・ロス著 [読んだ本 観た映画]
いま、この本にはまっています。
19世紀初頭、イタリアの貴族社会が舞台です。
イギリスいちダンディーな英国貴族ジュリアンと、
医者のマクレガーのコンビが事件を解決してゆく物語。
ひさしぶりに、「ミステリー、いいな~」と思いました。
ミステリーを読むと、人が殺されて、最後に犯人が見つかって、
それだけの話?と思ってしまうものがあります。
でも、この物語は違います。
とにかく、登場人物が魅力的です。
風景もすばらしく、まるでイタリアの田舎を旅行している気分です。
下巻を読み終わるのがもったいない・・・
続きを、ゆっくり丁寧に読みたいとおもいます。
著者のケイト・ロスは、40代で癌で亡くなり、この本が遺作となったそうです。
原題「The Devil in Music」
1988年度アガサ賞最優秀賞受賞
昨日、下巻を読み終わりました。
すばらしかった・・・気持ちのよい作品です。
今まで読んだミステリーの中で、いちばん好きかも・・・
著書が亡くなってしまったのが、残念でなりません。
by 三四郎 (2005-08-08 13:10)