泣き叫び、それでも打ち込む、豆剣士。

いきなり、道場から子供の泣き叫ぶ声が聞こえてきました。
恐る恐るのぞいてみれば、師範にかかっていきながら、
泣きながら叫んでいます。

　わーんヤー！エーン！
　びえ～んヤー！うう～ひっく
　うやぁぁぁぁーー！メーン、えぇぇーーん！

・・・掛け声も大きいながら、泣き声も同じくらい大きい。
泣き声と掛け声が渾然一体となって、壮絶です。

暑いし、キツイし、疲れすぎて泣いちゃったのかな・・
まだ小学校1年生くらいなのに、がんばってるなぁ。


稽古後、泣いても道場では誰も助けてくれない。
自分だけが頼りと師範。
自分に負荷をかけて、自分を追い込んでいってこそ、
体力も技術もあがるとおっしゃっていました。

以前、武道館で、男子トイレに袴と道着姿の子供が
男子用便器にもたれかかったまま寝ていたという
出来事がありましたが、限界までがんばったのでしょうね・・

その根性、見習いたいと思います

あ、わたしも剣道で泣いたんでしたっけ？
面のなかで涙そうそう　剣道教室第６回
少年とえらい違いですけど・・



稽古メモ
１．踏込みをもっと！声を鋭く
２．もっと前へ
３．小手を打つとき左拳を下げない、腕はまっすぐ
４．小手をポンと打ったら、左拳に体を近づけていく（ポン、ササ）
５．振り下ろしのスピードがだいじ
６．まっすぐ我慢していって、鋭く打つ（サササ、いきなりパーン！）
７．小手・面の連続技は鋭く撃った反動を利用。
　　左足ひきつけはその場でもOKなくらい早く！
８．打った後安心して力を抜かないこと→忘れてた

コメント 2

武道を長く続けていると、何かの瞬間に子供に教えられる事が度々あります。大人になると何かを無くすのかも知れませんね。

by 拳客 (2009-05-23 06:12) 

そうですね。大人になると確かに、何かを無くすのかも・・
何か、はうまく言葉では表せないですけれども。

小さい男の子が、自分の身長の二倍はある師範に泣きながらも
何度も何度もかかっていく姿を見て、切ないような、あたたかいような、
そんな気持ちになりました。
私もひたむきに、がんばってみたいです。
by 三四郎 (2009-05-25 18:58)